カメラ業界、ミラーレスで反転攻勢 交換レンズの課題解消「一眼レフひっくり返す」 (3/4ページ)

「インスタ映え」ブームを追い風に、人気が高まるミラーレス一眼カメラ=大阪市中央区のビックカメラなんば店
「インスタ映え」ブームを追い風に、人気が高まるミラーレス一眼カメラ=大阪市中央区のビックカメラなんば店【拡大】

 デジカメの昨年の総出荷額が約7928億円を記録し、前年実績を実に5年ぶりに上回ったのも、ミラーレス人気の貢献が大きい。スマホに市場を荒らされてきたカメラ業界にとってミラーレスの好調はまさに“干天の慈雨”となっている。

 こうした市場の変化に、一眼レフに最も強いとされるキヤノンも黙っていない。3月下旬からファミリー層向け主力ブランドに初めてミラーレス「EOS Kiss M」を投入した。

 キヤノンはこれまで稼ぎ頭の一眼レフとの食い合いを懸念し、ミラーレスには慎重姿勢だった。しかし、キヤノンマーケティングジャパンの坂田正弘社長は「ミラーレスと一眼との食い合いが起きることがあったとしても、ミラーレスで国内シェアナンバーワンを達成していく」と、攻勢に転じる方針を鮮明にし、CP+の会場でもその新製品を所狭しと並べて猛プッシュした。

 やはり一眼レフに強いニコンもミラーレスの開発を急ピッチで進め、今年度中に発売する方針を明らかにしている。一部では「海外の大規模展示会でお披露目するのではないか」(業界関係者)ともささやかれる。

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