【北海道発 輝く】西野製作所 寒冷地仕様のEV開発、地域の足確保を (5/5ページ)

 --室蘭で産業創出を目指している

 「世界的に航空機関連産業の精密加工技術は大手メーカーが維持してきたが、近年は困難になり中小企業に移っていると聞く。国内でも機械金属加工技術が集積されてきた室蘭市が注目されている。この集積を生かすため、室蘭工業大学を中心に地元企業が加工技術で連携し、複雑な曲面形状の機械加工や精密加工などの技術を確立して、航空機関連事業の可能性を追求していきたい」

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【プロフィル】西野義人

 にしの・よしひと 北海道自動車短大(現北海道科学大短期大学部)卒。1992年西野製作所入社。2008年創業者の父、忠之氏を継ぎ、現職。47歳。北海道出身。

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 ≪イチ押し!≫

 ■機械部品リユースで技術フル活用

 西野製作所は、機械部品加工から表面改質処理加工まで一貫した生産技術を生かし、機械部品のリユース事業を展開している。五面加工機などの最新設備や、硬質クロムメッキ、溶射、特殊溶接などの表面処理や表面改質技術による一般産業機械の製作・修理で培った技術をフル活用する。

損耗した汚泥ポンプの部品(左)と修復後の同部品(右)

損耗した汚泥ポンプの部品(左)と修復後の同部品(右)

 これまで、アルミダイカストで溶けた金属を加圧するプランジャースリーブの内面修理や、漁船で使われる網を巻き上げるリールの回転軸、汚泥処理施設の攪拌バネといった部品の補修や再生加工などの多くの実績を重ねてきた。

 高い品質管理の下、短納期のリユースによって、顧客企業が所有する各種機械機器・装置類の高機能化、低コスト運用を実現するほか、ライフサイクルアセスメント(LCA)導入にも役立っている。