【神奈川発 輝く】三和織物 「撚糸の里」伝統産業つなぐネクタイ (5/5ページ)

 --地元への貢献をどう考える

 「社員たちを教育し、愛川町伝統の産業として再興を図りたい。社内的にも技術を継承していかなければならない。若い社員がチャレンジできる土壌を作り、会社を盛り上げていく。地元の発展にも尽くしたい」

【プロフィル】花上仁志

 はなうえ・ひとし 東海大政治経済卒。繊維商社、タキヒヨーでの下積みを経て、1990年4月、祖父の花上薫氏が創業した三和織物に入社。2代目の公男氏(現・会長)から経営を引き継ぎ、2005年から現職。趣味はトレイルランニング。休日に地元周辺の丹沢山などを巡る。50歳。神奈川県出身。

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 ≪イチ押し!≫

 多彩な「ラビン」 オシャレ演出

 自社製ネクタイは、1本5000~6000円で販売。なかでも「RaVine(ラビン)」ブランドは年間に10~20柄を生産し、高度な織物技術で生み出された多彩な色柄がオシャレを演出する人気の商品群だ。

機械式織機から美しい色柄のネクタイ生地が生産されていく =神奈川県愛川町の三和織物本社工場

機械式織機から美しい色柄のネクタイ生地が生産されていく =神奈川県愛川町の三和織物本社工場

 ラビンは神奈川県の「かながわの名産100選」(2006年度)に選ばれたほか、同県愛川町の特産品として推薦する「愛川ブランド」(15~20年)にも認定。愛川町の織物業の伝統を後世につなぐ製品として、地元の期待を背負う。

 店頭販売は、同社本社に併設されたショップ「HATAYA 渓谷の布工房」のみは同店に並ぶネクタイ。営業日は木、金、土曜日の週3日(営業時間は午前10時から午後5時まで)。

 問い合わせは、同ショップ((電)046・210・0001)。インターネットによる通信販売は同社ホームページ(http://sanwa1936.jp/)から。