【茨城発 輝く】「よそ者だから気づいた」特産品の魅力 Oaraiクリエイティブマネジメント (1/4ページ)

 茨城県大洗町のショッピングモール「大洗シーサイドステーション」。その中で、ひときわにぎわうのが、県の特産品を販売する「大洗まいわい市場」だ。扉を開けると、所狭しと並んだ茨城の「恵」が目に飛び込んでくる。大洗町を舞台にした人気アニメ「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)のキャラクターがあしらわれた特産品も特徴的だ。

茨城県の特産品をPRするために設立した「大洗まいわい市場」の外観=大洗町

茨城県の特産品をPRするために設立した「大洗まいわい市場」の外観=大洗町

 若さの勢いで開業

 運営するのはOaraiクリエイティブマネジメント。2009年に設立された同社は、大洗まいわい市場を筆頭に、ガルパングッズの販売や展示を行う「大洗ガルパンギャラリー」といった店舗の運営を手がけながら、観光客を誘致するためのイベントを企画している。社長の常盤良彦氏(48)は「茨城の農畜産物のおいしさに驚き、もっと知ってもらわなければならない」という思いから、同社を立ち上げたという。

 常盤氏は神奈川県出身だが、妻の希望で茨城県に移住することになった。住み始めて、県産のコメが今まで食べてきたものと比較にならないほどおいしく、野菜や肉も質が高いと感じた。そして茨城の農畜産物は魅力の塊であるにもかかわらず、PRする会社がほとんどないことに気づいたという。

 大洗町商工会青年部に所属し、同世代の仲間3人と2009年5月、地元特産品をPRするためにOaraiクリエイティブマネジメントを設立。生産者を集め、大洗まいわい市場について説明会を開き、委託販売という形式で生産者に出品を募り、同7月、市場は開業した。

 常盤氏は「よそ者の自分だから、県の特産品の魅力に気づけた。加えて仲間の若さと『バカさ』で後先考えずに勢いよく動けたことが、開業につながった。『よそ者、若者、バカ者』の力だ」と笑って振り返る。

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