【茨城発 輝く】「よそ者だから気づいた」特産品の魅力 Oaraiクリエイティブマネジメント (4/4ページ)

 「会社の立ち上げ、店舗の復興、ガルパンやイベントの企画などあちこち奔走したおかげで、信頼できる仲間を得た。どんなときも、いかに気持ちよく周りを巻き込むか、自分が巻き込まれるかが『カギ』だと感じた。今後もこの姿勢は忘れずに、楽しく巻き込み、巻き込まれながら、大洗町を、茨城県を盛り上げていきたい」

【プロフィル】常盤良彦

 ときわ・よしひこ 江戸川大卒。1994年、大手自動車メーカーに入社。99年に茨城県に移住。2009年Oaraiクリエイティブマネジメントを設立し、大洗まいわい市場を開業。48歳。神奈川県出身。

■ □ ■

 ≪イチ押し!≫茨城県産「紅はるか」の干し芋ようかん

 Oaraiクリエイティブマネジメントは土産品の開発にも注力している。茨城県の特産品、干し芋をより多くの人に楽しんでもらうため、1人でも食べやすいように、小分けにした干し芋ようかん「べにこいも」を開発した。

 県産サツマイモ「紅はるか」のみを使用。最大の特徴はようかんに含まれる芋の量だ。干し芋のペーストだけでなく、角切り、平干しといった3種類の形状でふんだんに練り込み、紅はるかの含有量約40%を誇る。

 大洗のお土産といえばこれという特産品が極端に少ないことに着目。地域の特産品、干し芋を平干しのままではなく、加工して高級感のある土産品にすることを目指した。「どうしたら気軽に食べてもらえるか」という考えから、1、2人で簡単に食べきることができ、高級感も持たせたようかんが生まれたという。4個入り1300円。