「まさか最後で…」サポーターため息 Jリーグ決勝「赤」の頂上決戦、浦和が逆転負け 

 
ピッチに声援を送る浦和レッズのサポーター=3日、埼玉スタジアム(撮影・中井誠)

 「まさか、最後の最後で負けるとは」-。スタンドの声援は大きなため息に変わった。埼玉スタジアムで3日行われたJ1年間王者を決める明治安田チャンピオンシップ(CS)の決勝第2戦で、浦和レッズは鹿島アントラーズと対戦。レッズは先制点を決め流れをつかんだかに見えたが、逆転を許し1-2で敗北。10年ぶりのタイトルを勝ち取ることはできなかった。(菅野真沙美)

 熱気に満ちた満員のスタジアムは、レッズのチームカラーの「レッド」と、アントラーズの「ディープレッド」で埋め尽くされた。試合開始前には、飛行機墜落事故により選手らが被害に遭ったブラジル1部リーグの「シャペコエンセ」に哀悼の意を示し黙祷(もくとう)がささげられた。

 立ち上がりから両チームとも積極的に攻め込んだが、先に試合を動かしたのはレッズ。前半7分に興梠がゴールを決め先制点を奪うと、スタンドからは大歓声が湧き起こった。その後もアントラーズにチャンスを作らせず有利に試合を運んだが、40分に金崎のヘディングで同点に追い付かれ前半を終えた。

 友人と観戦に訪れた小学6年の石崎諒君(12)は「同点にされたときはちょっとテンションが下がった。でも後半でまた点を入れてくるはず」と期待をかけた。レッズはこれまでの成績で、引き分けでも優勝できる有利な状況。しかし、「やっぱり試合にも勝って優勝してほしい」と力強くエールを送った。

 後半はアントラーズにスペースを攻め込まれる場面が増えたが、レッズも流れを引き寄せようと青木、駒井、ズラタンを投入。しかし後半34分にアントラーズにPKを許し追加点を奪われると、がっくりと肩を落とすサポーターの姿も。レッズも粘りを見せ、試合終了直前までシュートを放ったが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

 家族8人でレッズ優勝の瞬間を待ち望んだという、さいたま市桜区の内藤咲子さん(63)は「負けが決まった瞬間は涙が出そうになりました。10年前に見たパレードが見られると思ったのだけど…」と無念の表情。しかし、「選手たちは年間では本当に頑張ってくれた」と健闘をたたえ、「次こそ優勝してもらわないと。それしかないです」と力を込めた。

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 三菱自動車がJ1浦和のユニホームスポンサーを来季も継続する方針であることが3日、分かった。クラブの筆頭株主だった三菱自動車は、三菱重工業と新たに設立した共同出資会社に全株式を譲渡したが、クラブ幹部は「(スポンサーを)外れることはあり得ない」と明らかにした。(共同)