返金に期限は設けていないが、同社が“偽装”した期間が平成18年から最長7年にも及ぶため、対応に時間がかかることもあるという。
「良識にお任せ」
過去の事例はどうなっているのだろうか。
今年6月、約10カ月間にわたりメニュー表記と異なる食材を使ったことが判明した東京ディズニーリゾート(TDR)のホテルやプリンスホテルでも、該当料理を食べたと確認できた客には代金や「おわび金」の返還に応じた。いずれもレシートなどをもとに確認を進めているが、裏付けが困難なケースもあり、関係者は「お客さまの良識にお任せしている部分もある」と打ち明ける。
運営する全国16施設で最長8年間にわたって食材の不正表示が発覚したプリンスホテルでは、ほとんどの申し出に対応し返金したといい、返金総額は約1億1千万円にのぼった。担当者は「反省を込め、誠意を持って対応した」と話す。