降圧剤広告「誤解招く表現」謝罪 武田薬品、第三者機関を近く設置

2014.3.4 00:40

 武田薬品工業(大阪市)が販売する降圧剤「ブロプレス」(一般名・カンデサルタン)の広告に、臨床研究の論文と異なるグラフが使われていた問題で、同社は3日、長谷川閑史(やすちか)社長らが記者会見し、「誤解を招く表現があった」などと謝罪した。近く第三者機関を立ち上げ、原因究明を進めるという。

 同社によると、広告に使ったグラフは、臨床研究を行った京都大、大阪大、慶応大などの研究チームが論文をまとめる約1年半前に学会発表した際の、古い資料を使い続けたと説明。資料は「ブロプレスを長期間使い続けると、より効果が期待できるように見えるようになっていた」(同社)という。

 研究は高血圧症の患者約4700人を対象に平成13~17年に実施。ブロプレスと別の薬を投与した高血圧症の患者で、脳や心臓などの病気の発症に差があるかを調べた。論文では2つの薬の効果に差はなかったが、同社は19年以降、現在まで有利に見えるグラフを広告に使い続けていたという。

 同社は臨床研究に際し、京都大などに総額37億5千万円の奨学寄付金を提供したが、研究に社員は参加していないとし、「データ改竄(かいざん)などはなかったと考えている」とした。

 一方で、研究には同社を退職後、京都大へ移った元社員が参加しており、研究への関与方法などについて今後調べるとしている。厚生労働省も、同社から聞き取り調査を始めている。

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