フラッシュメモリーの研究に携わった杉田容疑者は、東芝のデータを管理していたサーバーにアクセスできる立場だった。既にSK社を退社している。データは営業秘密に当たるとして、東芝とサンディスクが警視庁に刑事告訴していた。
東芝は16年11月、フラッシュメモリーの特許を侵害されたとして、SK社(当時、ハイニックス半導体)の日本法人を相手取り、販売差し止めと損害賠償を求めて提訴。東京地裁は18年3月、この法人に販売差し止めと約780万円の賠償を命じた。
NAND型フラッシュメモリーの世界市場は1位のサムスン電子と2位の東芝で7割を占める。SK社も4位に付けており、捜査2課は激しい開発競争が事件の背景にあるとみている。