--化合物系の太陽電池も出てきている
「シリコン系に比べ効率の面で劣るが、それでもある程度のシェアは確保できるだろう。世界生産量が年1億キロワットになったとき、シリコン系が約8割を占め、その他が化合物系などになると予想している。だが、1億キロワットの1割でも相当な量だ」
--光電変換効率はまだ上がるのか
「例えば結晶型シリコンで現在の世界最高はパナソニックの25.6%。シリコン太陽電池の理論限界値は28~29%だから限界値に近づいている。これを突破するには物性的制限を打破する必要がある」
--具体的にはどのような方法か
「太陽光は、すべての色の光が電池(半導体)によって電気に変換されるわけではなく、熱となって損失が生じる。そこで光の色によって適材の半導体を複層化すれば、層ごとで高効率の変換が可能となり、全体の効率も上がる。今の太陽電池は表面が黒っぽいが、光の色に対応したさまざまな色の太陽電池ができるかもしれない」