【女性のエネルギー考】自前のエネルギーが安全保障につながる (6/7ページ)

2015.2.19 05:00

 「今は安全性を確認した原発の再稼働を、順次無事にやり遂げることが大事です。そして原発再稼働が国民生活にプラスになるということを実感できるようにしていかないといけないと思います。中期的には、原発の取捨選択が必要でしょう。日本に原発は福島第1の6基を含めて54基ありますが、動いていたときも稼働率は60%前後と低いものでした。古い設備もあります。将来の日本の電力需要なども勘案して、残す原発と廃炉にする原発を電力会社自らが決め、次のステップとして稼働率を高めていくことが重要です。新しい安全性の高い設備を残すわけですが、さらに安全・安心を高める対策や努力をしたうえで、稼働率を米国や韓国並みの90%前後に高めていくべきだと思います。古い設備を中心に原発の稼働基数を減らして、安全性の高い原発を世界標準に合わせて利用することを考えるべきです。また、新しい技術の方が安全性が高い設備になっているため、今ある新しい原発を利用しながら、中期的にはリプレースして最新鋭設備に切り替えていくことを検討すべきです。それが安全性を高めて原発を活用していく最良の方法だと思います。廃炉技術についても世界最先端の技術を開発・確立する必要があります。原発をつくって、稼働させ、廃炉にしていくというプロセスのすべてを、日本が技術的に世界をリードし、指導していけるようになることが、世界への貢献につながります。もちろん、再エネ開発にも国策として取り組む必要があります。先にも申し上げましたが、50年後の日本のエネルギーは、高度に磨き上げられ、安全性を極限にまで高めた原子力技術と、技術立国・日本の科学技術の粋を集めて開発に挑んだ新しい『再エネ技術』が両輪となることが望ましい姿だと考えています」(聞き手 神卓己)

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