一方、旧国名の認知度で「近江」は、88カ国中29位にランクイン。近江牛や近江米などの“近江ブランド”がある程度浸透していたとみられる。ならば、いっそのこと近江県を名乗ったほうが認知度も上がるのではないか-というのが、提案の趣旨だ。
これに対し、三日月大造知事は「長い間愛着を持たれてきた『滋賀』という県名は非常に重い」としつつも、「さまざまな視点から県名の議論を深めるのは、県民のアイデンティティーを見つめ直すきっかけになり、対外的な発信にもつながる」と理解も示した。
歴史ある「改名論争」
実は、滋賀の県名変更の議論は降ってわいた話ではない。
嘉田由紀子前知事時代の平成21年にも、県議会で別の議員から、近江県に変更するよう提案があった。これに対し嘉田氏は「さまざまな観点から県名の議論を高めることは、郷土意識を高め、県民のアイデンティティーを見つめ直す良いきっかけになる」と、三日月氏と同じような答弁をしている。