全国で流行する“県名変更”
知名度アップのために、県名に愛称を設けたところもある。
23年に香川県が「うどん県」、25年に鳥取県が「蟹(かに)取県」に“改名”すると発表。うどんや蟹という全国ブランドの特産品を結び付けることで、県全体のイメージを底上げする狙いで、結果として知名度がアップ。香川県は25年、他府県からの観光客が平成になって初めて900万人台に。鳥取県も「蟹を買いに来た」という観光客が増え、確かな手応えを感じている。
だが、両県とも正式名称を変更する考えはないようだ。鳥取県観光戦略課の担当者は「きちんと変えようとすると、賛否両論出てくるでしょう。県名変更はあくまで『しゃれ』です」と話す。
これに対し、滋賀県はあくまでも大マジメに変更を考えている。県企画調整課の担当者は「愛称だと瞬間的に風は吹くが、飽きられたらそれで終わり。きちんと県民の意識を把握しながら、県名変更議論を通じて滋賀の何が魅力なのかを県全体で考えていきたい」と話す。議論の行方に注目だ。