政府は5月中にも2030年のエネルギーミックス(電源構成比率)を正式決定する。原子力発電の望ましい構成比率(無回答を除く)を聞いたところ、「20~30%未満」が42%と最も多く、政府案(20~22%)を支持する企業の姿勢が明確になった。
福井地裁が4月に関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の運転を禁じる仮処分決定を出すなど、電力各社の再稼働ハードルは高くなっている。
しかし、企業からは「環境適合性が高く、準国産エネルギーとして経済性・安定性の面で優れている」(素材)、「経済性の面でベースロード電源として期待される」(運輸)、「原発停止による電気料金上昇は家計・企業ともに負担」(建設・住宅)などの意見が目立った。
政府案より低い「10~20%未満」「10%未満」「ゼロ」との回答は合計16%だった。「段階的に依存度を下げていくことが好ましい」(食品)などの意見があった。
また、太陽光など再生可能エネルギーの望ましい構成比率(無回答を除く)は、政府案の22~24%を下回る「10~20%未満」が31%で最も多かった。