岸博幸氏に聞くプレーン・パッケージ法 「営業・表現の自由侵す」「値上げが先決」 (4/4ページ)

2015.7.17 13:04

健康被害を強調したたばこを陳列するオーストラリアの売り場

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 また、嗜好品としての役割、文化的側面からも喫煙者を全面的に排除すべきではない、と考えている。

 「たばこは嗜好品ですよね。アルコールと同じ。周りの人に迷惑かけてはいけないが、日本人の喫煙マナーは国際的にもかなり優れている。ほかにも嗜好品がいっぱいあるのだから、たばこも認めてほしい」

 「日本にはキセル以来の喫煙文化もある。そういった背景をまったく無視し、『健康によくない』と一刀両断にしてダメというのは、やっぱりおかしい。喫煙にはリラックスという効用もあります」

 切々と非喫煙者に喫煙者との共生を訴える。愛煙家でありながら、先進国並みに値上げして分煙対策を進めるよう提言する岸氏だけに、その言葉には重みを感じた。

 ■岸博幸(きし・ひろゆき)慶応大大学院デジタルメディア研究科教授。1986年、通産省(現経産省)入省。1995年、朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)出向。1998年、経産省に復職。2000年、内閣官房情報通信技術(IT)担当室グループリーダー。小泉政権下で経済財政政策担当相補佐官、金融担当相補佐官、経済財政政策担当相・郵政民営化担当相政務担当秘書官、総務相秘書官など歴任。2010年、エイベックス・グループ・ホールディングス顧問。一橋大卒。コロンビア大ビジネススクールに留学しMBAを取得。多くのテレビ番組でコメンテーターやパネラーを務めている。

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