【女性のエネルギー考】「原子力と再エネ」対立の構図から脱却 (2/5ページ)

2015.7.23 05:00

 --電源構成の目標設定を受けて、30年度の温室効果ガスの削減目標を13年度比26.0%減(05年度比25.4%減)に設定しました

 「今回の目標は30年度までの設定ですが、地球温暖化問題は極めてタイムフレームの長い課題であり、50年、100年といった、より長期的な取り組みについても検討する必要があります。エネルギー利用による二酸化炭素(CO2)で見ると、最新の統計では米国と中国、インドが全世界の排出量の約半分を占めており、すでに20世紀以降の累積排出量に占めるOECD(経済協力開発機構)加盟先進国の割合が、中国、インドを含む新興国の累積排出率を下回りつつある中、全世界が相応の負担割合で排出削減に努力することがますます重要になっています。その意味で今回の30年度までの削減目標は、日本が震災後の困難な状況を乗り越えて、再び国際的な温暖化対策の取り組みに復帰する第一歩に過ぎません。長期的な温暖化対策では、温室効果ガスの排出量をいかに削減するのかという『緩和』の取り組みだけでなく、すでに起こりつつある気候変動に対応する『適応』に必要な技術や、現時点では構想にとどまっているかもしれない革新的技術までフル動員していく必要があります。日本はそれらの技術を通じて世界に貢献していくとともに、その技術力が社会や経済の成長の原動力となるような構想・戦略が求められています」

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