《2020年東京五輪の公式エンブレムをデザインしたアートディレクター、佐野研二郎さんの会見は終盤に入った》
--スペインのデザインも、配色などが似ているという指摘がある
佐野さん「スペインのデザインも報道で初めて見ました。赤、銀、黒はスペインのオリジナルというより、日本的な色だと思います。全く似ているとは思わなかったし、そこが似ているとしてしまうと、すべてのデザインが似てしまいます。それは心外というか、意外な気がしました」
--五輪のエンブレムをどう評価するかは、一般の人がどう感じるかが大事。ベルギーのロゴが似ているという評価がなされた以上、今後5年間、似ているという評価がつきまとう
槙英俊・大会組織委マーケティング局長「本日の説明をもって、デザインのオリジナリティーは広く理解して頂けると信じています。好き嫌いは直接関与できないが、われわれの周辺からは『非常に勇気をもらった』『頑張ろうと思った』という声が聞こえます。亀倉雄策さんが制作した1964年のロゴが『非常に勇気を与えた』と聞いています。今回も、ポリシーとか、デザインを選んだチームの思いが、こうした力を生むことになります。(佐野さんのエンブレムを)育てていきたいし、皆さんに育てていただきたいと思います」