犬は普段から家族にかみつくなどしており、物置の中で飼われていたが、13日は首輪とリードで住宅の敷地内につながれていた。敷地内に首輪が残されていたことから、抜いて逃げたとみられる。
署員は飼い主の男性とともに犬を捜索し、女性が被害に遭った現場の近くで犬を発見。男性がおとりになって、手ぬぐいを巻いた左腕にかみつかせて捕獲を試みたが、左腕の別の場所をかまれて失敗。男性が犬から離れたあと、署員が男性に許可を取り発砲したという。
犬が射殺された現場は新京成みのり台駅から東に約400メートルの閑静な住宅街。発砲現場の松戸市稔台では14日午後まで発射された弾丸の捜索が行われ、警察官が側溝をライトで照らし、のぞき込んで探していた。コンクリート塀には弾が当たって白くえぐられた跡が残り、警察官が2カ所の弾痕の間隔を物差しで測っていた。