絶滅危機のベンガルトラ インドで頭数回復 保護策奏功、住民の宗教観も後押し (2/2ページ)

2016.5.17 06:55

インド中部のペンチ国立公園に生息する野生のベンガルトラ=3月(共同)

インド中部のペンチ国立公園に生息する野生のベンガルトラ=3月(共同)【拡大】

 ペンチ国立公園に隣接するトゥリヤ村では、酪農家、チョタクラム・ボンベイさんの牛2頭がトラに襲われ、死傷した。牛には爪痕が残るが「トラは観光客を呼ぶ」と意に介さない。

 数十年前にトラに襲われ重傷を負った農家セクラム・パテルさんは「トラは守り神。畑に来れば作物を荒らすシカが逃げる。これからもトラとともに暮らしたい」といとおしそうに話した。

 世界自然保護基金(WWF)インド(ニューデリー)のディパンカル・ゴシュ事業部長は「ツイッターなど交流サイトに目撃情報が投稿され、トラの動きを把握しやすい時代になった。上手に活用すれば人との摩擦を減らせるのではないか」と指摘した。(ペンチ国立公園 共同)

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【用語解説】世界のトラ

 世界自然保護基金(WWF)によると、20世紀初頭に世界で約10万頭いた野生のトラは、生息域の縮小や乱獲で大幅に減少。ロシアのアムールトラ、マレーシアのマレートラなど9亜種のうち、インドネシアのジャワトラなど3亜種は絶滅した。国際自然保護連合(IUCN)によると、2014年までに13カ国で約4200頭が生息。最多のインドにバングラデシュやロシアが次ぐ。(ニューデリー 共同)

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