北海道警によると、3日朝に鹿部町の陸上自衛隊駒ケ岳演習場内で保護された男児は、北海道七飯町の林道で行方不明になっていた北斗市の小学2年、田野岡大和君(7)と確認された。田野岡君はドクターヘリで函館市内の病院へ搬送された。
道警によると、田野岡君が見つかったのは、演習場内で陸自隊員が雨宿りに使う小屋の中だった。見つけた関係者が「大和君か」と聞くと「はい」と答えたという。
田野岡君は「一人で山の中を歩いて来た」と説明。5月28日から行方不明となっていたが「28日夜から演習場にいた。水を飲んで過ごした」と話しているという。
道警によると、田野岡君は5月28日、家族4人で訪れた公園で人や車に石を投げつけたため、しつけとして同日午後5時ごろ、七飯町の林道で車から降ろされた。約5分後に父親(44)が戻ると姿がなかったといい、行方不明になっていた。