熊本地震で校舎が損壊した熊本県御船町の平成音楽大学で3日、地震からの復興ソングを作るイベントがあり、音楽家の小室哲哉さんらと県内の小中学生29人が約40秒の曲を完成させた。
子供たちは宿題だった詩や曲を会場の音楽ホールに持ち寄り、小室さんがつなぎ合わせ、調節した。完成後は「熊本はみんな一緒、負けんばい」と元気に合唱。小室さんは「みんな熊本のことを考え、メッセージ性のある曲を作ってきてくれた」と話した。
同県益城町の中学1年、道山円佳さん(12)は片仮名で音階を書き込んだ作曲ノートを持参。小室さんからアドバイスを受けながらピアノで演奏し、「元気が出るような明るい曲ができた」と喜んでいた。
県のPRキャラクター「くまモン」も現れ、ピアノを演奏したり動き回ったりして会場を沸かせた。