
改札付近で警戒に当たる京都府警鉄道警察隊の隊員。プロの目で盗撮犯の不審な動きをキャッチする=6月30日午前、京都市下京区の近鉄京都駅【拡大】
京都で盗撮犯横行
盗撮の被害は京都駅構内のほか、駅ビルの大階段やエスカレーターなどでも報告されている。インターネットサイトで「パンチラスポット」などと紹介されており、サイトを見て訪れる盗撮犯も多数いるとみられる。
千年の都・京都を訪れる国内外からの観光客は年間で5千万人を超え、カメラやスマホを持ち歩いたり、撮影のため構えたりしても自然で目立たない。旅行という非日常的な開放感から周囲への警戒が緩み、盗撮されても気付きにくいため盗撮犯が横行している側面もあるようだ。
玄関口の京都駅と同様、世界遺産・清水寺(京都市東山区)をはじめとした観光地も、ネット上でパンチラスポットとして紹介されていたのは記憶に新しい。
こうした盗撮被害を少しでも防ぐため、京都府警は「検挙に勝る防犯なし」として摘発に力を入れており、京都駅では鉄道警察隊がその役目を担う。