“パンチラスポット”の京都駅、盗撮犯うじゃうじゃ… 犯行見抜く「プロの目」 (5/6ページ)

2016.7.18 17:09

改札付近で警戒に当たる京都府警鉄道警察隊の隊員。プロの目で盗撮犯の不審な動きをキャッチする=6月30日午前、京都市下京区の近鉄京都駅
改札付近で警戒に当たる京都府警鉄道警察隊の隊員。プロの目で盗撮犯の不審な動きをキャッチする=6月30日午前、京都市下京区の近鉄京都駅【拡大】

  • 盗撮犯が横行しているという京都駅構内。厳しく目を光らせる京都府警鉄道警察隊の隊員が摘発するのは「氷山の一角」だ=6月30日、京都市下京区

 京都駅で摘発件数が多いのは構内の上りエスカレーターだ。最近は、動画撮影モードにしたスマホを自分の膝の上に乗せて、女性のスカートの中に差し出す巧妙な手口が目立つ。

 府警によると、被害にあった女性のほとんどは犯行に気づいていない。そのため、被害の相談件数は痴漢などに比べると少ないという。

 「常に警戒心を」

 何とか盗撮被害を抑えたい-。府警では摘発の強化だけでなく、高校などに警察官を派遣し、被害に遭いやすい女子高生に対する啓発活動を進めている。痴漢や盗撮などの被害から自ら身を守る術を知ってほしいとの思いからだ。

 6月8日、京都市西京区の私立明徳高校で行われた対策講座には、1年の女子生徒ら約160人が参加した。府警鉄道警察隊の隊員たちが、女子生徒に電車内で痴漢に遭った際の対処法に加え、駅での盗撮行為の実態を説明した。

不気味な盗撮犯の“影”を身近に感じたのか…

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