「あの人と話すとイライラする」 ウマが合わない原因は“脳のタイプ”の違いにあった? (1/4ページ)

 「ノリが悪いなぁ」「あの人は細かすぎる」。いまいちウマが合わない人にイライラすることはないだろうか。もしかしたら、あなたとその人は“脳のタイプ”が違うのかもしれない。「怖いほどその人の本質が分かる」という性格診断「エマジェネティックス」が、企業の採用現場などで注目を集めている。個人の“脳の癖”が分かるという、この診断ツールを新卒採用で導入したIT企業では、離職率が大幅に下がった。エマジェネティックスの秘密と「実力」に迫ってみた。

嫌いじゃないのになぜかイライラする原因

 「あの人のこと、そこまで嫌いなわけじゃないんだけど、なんかイラつくんだよなぁ…」。めったに顔を合わせない相手ならばまだしも、職場の上司や部下にそう感じるのであれば深刻な問題だ。その人の言動にイチイチ腹を立て、接触を避けようとしてギクシャクし、しまいには異動や転職もやむを得なくなるほど関係が悪化するかもしれない。

画像はイメージです(Getty Images)

画像はイメージです(Getty Images)

 だが、気に入らない相手でも「そもそも自分とは“脳のタイプ”が違うから、考え方が違っていて当然」と分かっていればどうだろうか? 相手に寛容になり、自分も謙虚になり、どう接すればうまくコミュニケーションが取れるのか、付き合い方を見直すきっかけになるだろう。

 この個人の「脳のタイプ」を知りたいというニーズに応えるべく開発されたのが、性格診断「エマジェネティックス」なのだ。

 「エマジェネティックス」は、100の質問に回答するだけで、その人の“脳の癖”を明らかにする分析ツールだ。生まれ持った「遺伝的要因」と、育った「環境的要因」とで形成された個人の特性が分かるという。1991年に米国で開発されてから世界の79カ国で展開され、これまで40万人以上に利用されてきた。

 診断結果が似ているタイプ同士であればスムーズにコミュニケーションが取れるそうだが、逆のタイプだといまいち噛み合わない。嫌いではないのになぜかウマが合わないと感じる相手とは、もしかするとエマジェネティックスでいう“脳のタイプ”が違っているからかもしれない。

“脳の癖” あなたはどのタイプ?