「あの人と話すとイライラする」 ウマが合わない原因は“脳のタイプ”の違いにあった? (3/4ページ)

 次に行動の癖では、「自己表現性」「自己主張性」「柔軟性」の3つの行動特性(行動の癖)がパーセンタイル化される(小さい数字から大きい数字に並べ、何パーセント目にあたるかが示される)。3つの行動特性の定義は以下だ。

■自己表現性(自分の考えや感情を表現する度合い)

■自己主張性(周囲に対してどれだけ主導権を握りたいかの度合い)

■柔軟性(他人の考えや行動を受け入れようとする意思の度合い)

3つの行動特性

3つの行動特性

 例えば自己表現性が80パーセンタイル(高い)、自己主張性が20パーセンタイル(低い)、柔軟性が90パーセンタイル(高い)のAさんが、職場の慰安旅行先を決めるための打合せをしていたとしよう。

 まず、会話を仕切るのは口数が多いAさんだ。

 A「早速始めよう。旅先はどこがいいかな?」

 Aさんは意見するのに抵抗がないため、自身が行ってみたかった旅先を提案する。

 A「夏だし、避暑地の軽井沢なんてどう?」

 ところが、他の人からはハワイへ行きたいと声があがり、賛同する者もでてきた。周囲に対して、主導権を握りたいという欲求が低く、他人の意見を受け入れることに抵抗がないAさんはこれを快諾する。

 A「たしかに、ハワイも夏らしくていいね! バナナボートに乗ろう!」

 もし自己主張性の強い人であれば、「国内旅行の方が経費削減できる」と説得するかもしれないし、柔軟性の低い人であれば「慰安旅行は不参加にして、個人的に軽井沢へ行こう」と、あくまで自分の意志を貫くかもしれない。

 思考特性も行動特性も、数値で優劣をつけるものではない。たとえ柔軟性が低くてもそれは個人の特性であり、本人に悪気はないのである。

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