「あの人と話すとイライラする」 ウマが合わない原因は“脳のタイプ”の違いにあった? (2/4ページ)

“脳の癖” あなたはどのタイプ?

 「“辞めない人材”を採用するためにエマジェネティックスを活用しています」。ITソリューションサービスを手掛けるシンクスクエア(本社・東京都)では、2016年から新卒採用にエマジェネティックスを導入している。田中健一社長は「人事担当者も採用では判断に迷う場面があります。彼らの好みや感覚だけに頼ることなく、面接だけでは掴みきれなかった本人の特性をデータで確認しながら、弊社社員と優秀なチームを作っていけるかを判断しています」と話す。

シンクスクエアの田中健一社長

シンクスクエアの田中健一社長

 米国のマイクロソフトやオラクルなど研修に取り入れる企業も多く、同僚の特性を理解することで良好なコミュニケーションを促したり、チームの生産性を高めたりと結束力のある組織づくりのために活用されている。

 では、実際にどんな特性が明らかになるのか見てみよう。前述のとおり、100の質問に回答すると、その人の思考と行動のパターンが数値化され、プロファイルとしてまとめられる。まず思考の癖では、次の4つの思考特性がパーセンテージで示される。

■分析型(論理的、データを重視するタイプ)

■構造型(実務的、予想できることを好むタイプ)

■社交型(社交的、関係性を重視するタイプ)

■コンセプト型(創造的、アイデアがひらめくタイプ)

4つの思考特性

4つの思考特性

 例えば、「構造型」と「コンセプト型」の人がランチの約束をするとき、次のような会話が繰り広げられるかもしれない。

コンセプト型(以下「コ」)「明日、ランチを食べに行こうよ!」

構造型(以下「構」)「ずいぶん急だね(笑)。いいけど、何時にする?」

コ「決まりだね。朝起きたら連絡するから、その後に合流しよう」

構「一応、待ち合わせ時間は決めておかない? 12時はどう?」

コ「起きられるかな…。頑張るよ!」

構「何を食べたいの?」

コ「魚料理なんてどう?」

構「いいね。行きたいお店は決まってる?」

コ「築地に行けば、どこか良いお店がありそうじゃない?」

構「何店か目星はつけてるの?」

コ「いや。ぶらぶらして見つけようよ」

構「土日は市場が閉まってるから、営業してるお店が少ないんじゃない?」

コ「大丈夫だよ。どこかは開いてるよ。じゃあ明日ね」

構「あ、待って。待ち合わせ場所は?」

コ「築地駅でいいんじゃない」

構「何番出口?」

コ「着いたら電話するよ。じゃあね」

 この場合、構造型の人は「本当に時間通りに来るのか」「開いてるお店は見つかるのか」「待ち合わせ場所が分かるか」など予測できないことに不安を抱える。一方、コンセプト型の人は「明日、起きたら電話するって言っているのに。それから、その日の予定を決めたらいいじゃないか」と細かいやり取りにイライラする。あなたは4つの特性のうち、「自分はこのタイプかな?」と思い当たる節があっただろうか?

“行動の癖”も分かる