売る人が多ければひたすら下落 いまある仮想通貨は「オワコン」なのか (3/6ページ)

※画像はイメージです(Getty Images)
※画像はイメージです(Getty Images)【拡大】

 仮想通貨の値動きのメカニズムは株価と違う

 それでは、なぜ米国の株価はここにきて大幅な反落したのでしょうか。最大の原因は「長期金利の上昇」です。

 リーマンショックの傷も癒えた米国では、中央銀行であるFRB(米連邦準備制度理事会)が政策金利(短期金利)を順次上昇させています。2014年にはほぼゼロでしたが、直近では1.25~1.50%の間に誘導しています。

 さらには、市場に大量の資金を供給していた「量的緩和」政策をやめ、昨年から供給量を削減し、市場から資金を吸い上げ始めています。

 政策金利の上昇、市場への資金供給量の削減。これらのことが徐々に市場に影響を与え始め、今年の1月後半あたりから長期金利が上昇をはじめたのです。長年「2.6%の壁」と呼ばれる見えない壁があったのですが、一気にそれを超え3%に迫るところまできています。

 この長期金利上昇の背景には、景気の比較的順調な拡大だけでなく、トランプ大統領が打ち出した大幅減税が企業業績をさらに拡大するとの投資家関係者の思惑が重なったこと、また、財政赤字が拡大することなどが金利上昇トレンドを形成していると考えられています。

 ところがその半面、急ピッチな長期金利上昇は企業収益に今後マイナスの影響を与えるのではないかという懸念が生じるとともに、最近までの株価の急ピッチな上昇への反動もあり、2月に入って大幅な株価調整の局面となったのです。

仮想通貨は国家の「裏付け」がない