「カセットテープ」が再評価?! 中年よ、「黒歴史」を含めて語ろう (4/5ページ)

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◆同窓会で再会した「あの子」に贈る曲

 ここで、私が、仮に独身で、同級生と同窓会(実際、10月にあるのだが)で再会したクラスの女子と「ドライブにでも行こうか」ということになったら、どんなカセットテープを編集するか、妄想してみた。こんな曲をお見舞いしたい。

 まず、テープのタイトルはこちら。

 『中年男子が同窓会で再会したクラスの女子とドライブするためのテープ』(昭和後期、平成初期しばり)

<A面>

・希望の轍/サザン・オールスターズ

 クルマを走らせた瞬間、いきなりテンションマックス。『稲村ジェーン』(桑田佳祐が監督した映画)って高校のとき流行ったよねという話をする。

・MOON/レベッカ

 あえて、「フレンズ」ではなく、これ。いきなり人生の世知辛さモードに。

・リフレインが叫んでる/松任谷由実

 イントロでいきなりつかむ曲。どうして歴代の異性と出会ったのかという、いきなり込み入った話に。

・翼の折れたエンジェル/中村あゆみ

 「俺たち心の折れたエンジェルだよね」という話をしたりする。

・そして僕は途方に暮れる/大沢誉志幸

 どんどん鬱モードに。懐かしい雰囲気にひたりつつ、身の上話をするのにぴったり。

◆今は簡単にプレイリストを作れるけど…

<B面>

・ヤングブラッド/佐野元春

 アラフォーにとっては、「SOMEDAY」よりこれ。バブル夜明け前の妙な向上心がみなぎる曲でテンションアップ。

・青空/THE BLUE HEARTS

 団塊ジュニア世代が、体験したニュースを語るのにぴったり。

自己開示する勇気を