東京商工リサーチ特別レポート

東京五輪後のオフィス・ホテルはこう動く 森グループ創業家の女性社長が予想 (4/5ページ)

東京商工リサーチ

 「世界のブティックホテルを手掛けるイアンシュレーガー氏とマリオットが手掛けていることもあり、オープン前でありながら大変注目して頂いている。EDITIONはニューヨークやロンドンですでに高い評価を得ており、上海、バルセロナ、ドバイもオープンしたばかり。ライフスタイル系のホテルでありながらラグジュアリーで、感度の高い富裕層を中心に人気を集めているようだ。世界的に先駆け的なものを早々に東京に持ってきた、ということが私たちの強みでもある」

――来年は東京五輪が開催されるが、景気減速も予測されている

 五輪時は、宿泊業で特需は起きる。一方、翌年(21年)は通常の稼働に戻ったとしても、反動で前年比マイナスとなるだろう。なので、あまり悲観的には捉えていない。ただ、五輪開催に合わせ、日本で大規模な国際会議が来年上半期にかけて多く開かれる。この波が(五輪)開催後であればありがたいのに、と思うことはよくある(笑)」

 「問題はこういった会議需要が五輪後、パタリと途絶えてしまうことだ。ロンドンは唯一、五輪後に需要が伸びた。その状態にどうやったら持っていけるのか。業界だけでなく、国でもしっかりプロモーション等の方策を講じるべきだと思っている」

ライバルは世界の主要都市

――五輪後の戦略は?

 「五輪開催までは奈良、そして都内でEDITIONの開業を予定する。私たちがターゲットとするのは、買い物などの“モノ消費”の重視でなく、“コト消費”に重点を置くお客様である。彼らは日本ならではの“美しさ”に触れる 知的好奇心や非日常性を求めている。わざわざ時間とお金を掛けて海外に行く、だから何を味わおうか、と。ライバルは世界の各主要都市だ。五輪後、彼らが日本の中で魅力的に感じられる地域はどこだろうか-と、今はニーズを講じている最中だ」

――沖縄でのホテル開発も話題になっている

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