多様性に寛容な人に「私のどこを変えるべきか」を聞く
人に聞くことで原因追究をしようという場合、「私のどういうところを変えてみるといいと思う?」と、ストレートに聞いてみるのがいいでしょう。ただし、問題は「誰に聞くか」。もちろん気兼ねなく話せる人が一番いいのですが、大事なのは「日頃から主義主張の強すぎる人」「よく『○○するべきだ』と言う人」は避けるべきだということです。人間関係が悪化した原因を探るためには「客観性」が大事。「多様性に対して寛容である人」を選んで相談し、客観的な視点でアドバイスをもらうことが、前向きに原因追及するためには必要です。
人間関係悪化の原因把握は、これから良い関係を築くための第一歩
ストレスなく働けるのが一番なのは言うまでもない。ただ、実際にストレスを感じている場合は、向後氏が言うように「無理に自分自身の感情を変えようとしない」ことが大事。そのうえで、冷静に物事を見るように努力してほしい。人はストレス状態になると肩に力が入り、背中が丸まって下を向きがち。意識が上半身に集中しすぎることで、地に足がつかなくなる。そんな状態では、まともな判断を下すのも難しいもの。まずは深呼吸したり、人に話すことで一旦立ち止まってみて、冷静な状態で次の行動を考えてみよう。今回のアドバイスを参考にして人間関係が悪化している原因を突き止めることができれば、それが周囲と円滑な関係を築くための第一歩となるはずだ。