ただ長いばかりでいいのか。育児休業制度の長期化には課題も多い【拡大】
ソニーも08年から、育児や介護を理由とする在宅勤務を認めているほか、休業中や復帰前後の社員を対象に情報交換の場となるフォーラムを開くなど、横のつながりを不安解消に役立てる態勢を整えてきた。
ワークライフバランスに詳しい東レ経営研究所の渥美由喜研究部長は「長期休業によるブランクは、キャリア形成上の障害になる懸念が企業にも女性にもある」と指摘。
「休業中の在宅勤務を認め、既存の休業給付金に賃金を上乗せして所得保障をするなど、(家計を支える)男性も取得しやすい環境づくりも必要」と話す。
育休中の在宅勤務を認める育児休業給付の支給要件緩和を、政府が検討する動きも出ている。経済界に投げられた「育休3年推進」に併せた、政策の後押しも不可欠だ。(滝川麻衣子)