ストレス抱えるミャンマーの在留邦人 メンタルケア、早急に検討を (2/4ページ)

2013.10.27 14:06

ミャンマーのヤンゴン環状線の電車から見える、1階部分が水没した高床式の住宅。よどんだ水はボウフラの発生源で、蚊が媒介するデング熱などの感染症が心配される(勝田吉彰教授提供)

ミャンマーのヤンゴン環状線の電車から見える、1階部分が水没した高床式の住宅。よどんだ水はボウフラの発生源で、蚊が媒介するデング熱などの感染症が心配される(勝田吉彰教授提供)【拡大】

 ミャンマーの生活でのストレスの一つに感染症に対する不安がある。鳥インフルエンザなどの新興感染症や狂犬病、破傷風、蚊が媒介するデング熱といった日本ではあまり意識されない感染症が身近に存在する。感染時に適切な医療が受けられるかどうかの問題もある。

 医療制度に関して、ミャンマーでは富裕層向けの私立病院はあるが、交通事故や一部感染症の治療は公立病院への入院が義務付けられている。言い換えれば、交通事故でけがをしたとき、どんなにお金を払っても設備の整った私立病院で治療してもらうことはできない。公立病院は医療レベルや衛生状態に問題がある所が多く、この制度自体が日本人にはストレスの要因となっている面がある。

 これらに加え、多くの駐在員が最大のストレス要因として挙げるのは日本の本社からの要望。特にミャンマーに関しては新聞や経済誌などでの報道が多く、日本からの期待も高いだけに、成果が出ていない場合、本社とミャンマーの現実との板挟みとなり、悩んでしまう駐在員は少なくないという。

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