昭和大病院に「母乳バンク」 低体重児の合併症予防に期待 (3/4ページ)

2013.11.17 14:06

マイナス70度で保存されているドナーミルク=東京都品川区の昭和大学病院(平沢裕子撮影)

マイナス70度で保存されているドナーミルク=東京都品川区の昭和大学病院(平沢裕子撮影)【拡大】

 同大は、ドナーミルクの利用対象を同大病院で生まれた極低出生体重児の赤ちゃんに、また母乳の提供者も同大病院で出産し、赤ちゃんがNICU(新生児集中治療室)に入院している母親に限っている。

 母乳の成分は赤ちゃんが生まれた週数によって異なり、近い週数で生まれた赤ちゃんの母親からの母乳の方が赤ちゃんにとってのメリットが大きいためだ。母乳に感染症がないことを確認し、低温殺菌処理後、マイナス70度の冷凍庫で3カ月間保管する。

 水野准教授は「実の母親の母乳がベストだが、それが無理な赤ちゃんにドナーミルクを与えることで救える命があるかもしれない。欧米の研究でドナーミルクの効用は分かっているが、日本でも同様の効果があるかを検証したい」と話す。

 同大は今後、NPO法人をつくり、母乳バンクを全国に普及させたい考えだ。

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