マイナス70度で保存されているドナーミルク=東京都品川区の昭和大学病院(平沢裕子撮影)【拡大】
海外では母乳提供に指針
母乳には赤ちゃんに必要な栄養素が適度な濃度で含まれているだけでなく、病気に対する免疫物質も含まれ、外からの刺激に対する抵抗力を強くするメリットもある。母親が喫煙したり薬を飲んだりしていると母乳にもその成分が出てくる。このため、米国ではガイドラインで母乳バンク提供者の基準を設け、提供者にはたばこやアルコール、カフェインの摂取を制限している。
今後、日本でも母乳バンクが増えるとみられ、水野准教授は「母乳の安全を確保するため、日本でも厚生労働省の監視の下、早急なガイドラインづくりが必要」としている。