野菜、天候不良で年内は高値?
10月の猛暑と台風で生育に影響を受けた野菜は多い。東京都中央卸売市場の価格動向をみると、11月25日現在の卸売価格は過去5年の平均卸売価格と比べ、ホウレンソウ1.87倍、レタスで1.79倍の高値だった。農畜産業振興機構では「徐々に落ち着くものの、年内は高値傾向が続く」とみている。
価格が安定している野菜の一つ、豆苗(とうみょう)を生産する村上農園(広島市佐伯区)によると、葉物野菜の高値を受け、10月の豆苗出荷量は前年同月比30%増。同社の豆苗は根付き販売のため、根元から数センチほど茎を残しておけば脇芽が伸び、再収穫できるのも人気の一つという。