制作スタッフはほとんどが女性。社長の牧野江里さん(30)もプロデューサーや脚本家として映像作りに携わっている。「男性向けのAVとは一線を引いています。恋愛を描き脚本にリアル感を持たせています」と話す。「従来のAVは男性向けファンタジー。私たちは女性が不快感を覚えるような描写はしません」。男性向けの映像ではみかけない、コンドームをつけるシーンが、どの作品にも取り入れられている。
現在、デジタルコンテンツを含め月3本の新作を制作。18歳から60代まで、幅広い年齢層に受けいられているという。
タブー打ち破る女性向け官能小説
小説の世界でも女性向けの官能小説のレーベルが次々と立ち上がっている。平成21年、フランス書院がティアラ文庫をスタートさせると、以後、23年にはマリーローズ文庫(コスミック出版)、昨年はジュリエット文庫(インフォレスト)、シフォン文庫(集英社)と続く。
今年9月にはメディアファクトリー(東京都千代田区)が「フルール文庫」を創刊。帯に「おまえのカラダを目利きさせろ」と刺激的な言葉が並ぶ「恋色骨董鑑定譚」(斉河燈・作、藤浪まり・絵)など、これまでに6冊を刊行した。