80歳で3度目のエベレスト登頂を果たした三浦雄一郎さん(前列中央、ミウラ・ドルフィンズ提供)【拡大】
最近はヨーロッパを代表する公募隊「ヒマラヤン・エクスペリエンス(HIMEX)」に日本人が参加するケースも増加。また、日本人ガイドが個人企画する公募隊も出始めている。
相場は700万円
実際に商業公募隊でエベレストに登るにはいくらかかるのか。相場は650万~700万円程度。ネパール、中国両政府が課す入山料などのほか、ガイド料、荷物の運送費、登山をサポートするシェルパの雇用料、酸素ボンベ代などが含まれる。もちろん、自分の個人装備も別途必要だ。
エベレストの入山料は高額で、ネパール側の南東稜の場合、2013年は1人2万5千ドル(約250万円)。だが、グループ(7人まで)で申請すれば7万ドル(約700万円)で、7人で割れば1人当たり1万ドル(約100万円)で済む。この「グループ割」を目当てに、登山者同士で名目上は登山隊を組織し申請、実際の登山活動はそれぞれ、というのが従来の「公募登山隊」だった。ベテランに聞くと、こうした手法を駆使して日本からエベレストに登る“最安値”は現在、270万円程度だという。