伝統野菜、広がる復活の取り組み「日本人の味覚育ててきた」 (1/4ページ)

2014.1.12 10:35

ikuraさん(左)から伝統野菜「三河島菜」(手前)の料理の説明を受ける都立農産高校の生徒たち=東京都荒川区の「荒川山吹ふれあい館」

ikuraさん(左)から伝統野菜「三河島菜」(手前)の料理の説明を受ける都立農産高校の生徒たち=東京都荒川区の「荒川山吹ふれあい館」【拡大】

 日本にはさまざまな郷土料理がある。その郷土料理に不可欠なのが各地で取れる旬の食材だ。「地域の味」を守るため、地元で長く栽培されてきた伝統野菜を見直し、復活させる取り組みが広がっている。

 「今日は三河島菜(みかわしまな)のおいしさを引き出すレシピを考えてみました」。昨年12月下旬、東京都荒川区内で同区の伝統野菜、三河島菜を使った料理の研究会が行われた。フードコーディネーターのikuraさんが考案したスープ、みそマヨトースト、草餅を都立農産高校(葛飾区)の生徒たちが作る。材料の三河島菜は同校で栽培されたものだ。参加した同校2年、加藤佑季(ゆき)さん(16)は「甘みがあっておいしい」と笑顔で話していた。

 食べて、知る

 かつて、大根やネギ、ナス、ショウガなど江戸で消費されるさまざまな野菜が作られていた荒川区周辺。漬物などで食べられていた三河島菜もその一つだ。ただ明治以降は都市化が急速に進み、同区内に現在、農地はない。

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