政府が女性活用に積極的な背景 政策拡充も「出産で離職」が壁 (2/3ページ)

2014.1.20 06:02

 東京五輪が開催される20年、日本の高齢化(65歳以上)率は約3割に達するとみられ、労働力不足がいよいよ深刻化する。政府としては、この年までに、「25~44歳の女性就業率を73%(12年は68%)」「指導的地位に占める女性の割合を30%」とすることが目標だ。14年度予算には、育児中の女性の再就職に向けた「トライアル雇用奨励金」の拡充など、女性を後押しする政策を相次ぎ盛り込んだ。

 とはいえ実際に子供を抱えて働く女性の多くには、これらの政策に期待したくてもできない現実がある。

 練馬区に住む元会社員の主婦(29)は「ただでさえ経営の厳しい中小企業で育児休業は言い出せない」と話す。日本企業の99.7%は中小企業だ。

 たとえ復帰できたとしても「管理職なら家事や育児を誰かに任せ、昼夜問わず働けることが前提」(大手通信会社勤務の36歳の女性)。仕事か子供かの選択は常につきまとう。

「数だけ女性を増やそうとするからひずみが生じる」

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