これまで日本からトロムソへ行くには、たとえばフィンエアーならヘルシンキとノルウェーのオスロ、スカンジナビア航空ならデンマークのコペンハーゲンとオスロというように、少なくとも2回の乗り継ぎが必要だった。それが新規路線の就航により、ヘルシンキ・ヴァンター空港で1回乗り継ぐだけでトロムソに到着する。フィンエアーは中部と関空からもヘルシンキへの直行便を飛ばしているから、地方からもトロムソに行きやすくなった。ヘルシンキからトロムソまでの飛行時間は、約2時間だ。
1月1日に運航を開始したEmbraer ERJ-190機に乗り込むと、100席のシートは満員だった。すでに機内で「オーロラだ!」という歓声が上がり、空港に降り立つと、やわらかな光のオーロラが、微笑みながら旅行者を抱くように広がっていた。空港から町までは車で約20分。トロムソは「町なかでもオーロラが見える」といわれるけれど、まさかそんなに連続して現れないだろう。