【江藤詩文の世界鉄道旅】マハラジャ・エクスプレス(6)“王子様”は鉄道ファン…酒の代わりに夜な夜な鉄道を (1/2ページ)

2014.2.15 18:00

鉄道を愛するサラウディン王子と恐竜を愛するアーリヤ姫。マハラジャ・エクスプレスが到着するたび、民族に伝わる伝統的な正装で乗客を歓迎する

鉄道を愛するサラウディン王子と恐竜を愛するアーリヤ姫。マハラジャ・エクスプレスが到着するたび、民族に伝わる伝統的な正装で乗客を歓迎する【拡大】

  • お姫様の発掘作業は専属の召使いつき。水とおしぼりをのせたトレイを持ちつき従う。カメラを構えた私の背後にはスーツを着込んだボディガードが
  • フラワーシャワーに民族音楽の生演奏、ラクダのダンスに馬の曲芸と、さまざまな演出でもてなしてくれた
  • バラシノールの伝統舞踊は、アフリカンミュージックのような力強いリズム感。クライマックスでは宙に放り投げたココナツの実をヘディングして割る
  • ドライ・ステートを走行中はバーカウンターにもシャッターが下ろされる。が、それは建て前。リクエストすれば乗客はアルコールを飲むことができるのだ

 マハラジャ・エクスプレスの旅を締めくくる最後のエクスカーションとして、インド西部のグジャラート州にある町バラシノールで「ナワーブ」の末裔との昼餐会が催された。ナワーブとは町のロイヤルファミリーで、民族の族長のような存在。サラウディン王子が鉄道愛好家ゆえプログラムに組み込まれることになったらしい。

 スイスの氷河特急や世界遺産に登録されているベルニナ・エクスプレス。フランスのTGV。ヨーロッパのオリエント急行。オーストラリアのザ・ガン鉄道やインディアン・パシフィック鉄道。新幹線にカシオペア。王子を囲んで車座になった乗客たちは、自国を代表する有名な列車の名前を次々に挙げる。

 彼らのほとんどが、これらの鉄道に乗車した経験がある。旅のエピソードに熱心に耳を傾ける王子。鉄道好きは、もう亡くなってしまった先代王の父親譲りとか。

 バラシノールが属するグジャラート州は、酒が飲めないドライ・ステートだ。当然ながらサラウディン王子も酒を飲まない。グラスを傾ける代わりに、鉄道写真を眺めている。インドにはいくつかの豪華寝台列車があるが、マハラジャ・エクスプレスの存在は格別、と王子。「インド人の女性デザイナーがデザインした内装の美しさは、インドらしさが溢れています」

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