妹のアーリヤ姫は古生物学者。バラシノールでは6万5000年以上前のものとされる恐竜の卵の化石が発見された。アーリヤ姫はインドの科学者チームに加わり、米国と共同で発掘作業に当たっている。発掘現場は、整備を進めて観光施設として旅行者に公開する計画だ。
「かつて恐竜が生息していた大地を豪華列車で走る。ロマンがありますよね」と王子。「今日は車窓に目を凝らしてください。恐竜が現れるかもしれませんから」。いたずらっぽく笑った。
■取材協力:インド政府観光局
■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。