松栄堂の広報、柴木加容子さんによると、お香は世界各地で育った香りのする植物が原料。樹皮やつぼみ、根や葉、樹脂の結晶などから作る。基本的に原料を粉末にして調合し、お香にする。「お香の原料は香辛料や漢方薬で使われているものも多いです」(柴木さん)
お香にはさまざまなタイプがある。「手軽に楽しめるのが、直接火をつけるタイプ」と柴木さん。お香が燃え尽きた後も残り香が楽しめるという。
一番親しまれているのが「線香・スティック型」だ。燃焼時間は長さに比例するが、長いものは折って時間を調整できる。7センチだと15~20分で燃焼する。「香りの出方が一定。薄ければ本数を増やせばいいし、使いやすい」(柴木さん)。「渦巻き型」は渦を巻いているため、線香タイプに比べて燃焼時間が長い。ホテルや旅館など業務用に使われることも多いという。「円錐(えんすい)型」は円錐の先端に火をつける。時間がたつにつれて燃える面積が広くなるため、香りも強くなっていくのが特徴だ。