南海トラフ地震の津波浸水域などが表示された和歌山県新宮市の「津波ハザードマップ」【拡大】
和歌山県新宮市は、県が昨年3月に発表した「南海トラフ巨大地震」(マグニチュード9・1)と「東海・東南海・南海3連動地震」(同8・7)の津波浸水想定に基づいた新たな「津波ハザードマップ」を作製した。県総合防災課によると、県の想定を受けてハザードマップを作ったのは同市が初めて。高さ最大14メートルの津波が襲うとされる南海トラフ地震被害が盛り込まれ、市担当者は「災害時に身を守るのは自分自身。マップをぜひ活用してほしい」としている。
津波ハザードマップは、平成17年以来9年ぶりの改訂で、市の防災アドバイザー、片田敏孝群馬大教授が監修した。
南海トラフ地震が発生した場合、同市では地震発生5分後に高さ3メートル、28分後には最大14メートルの津波が襲うと想定。3連動地震では発生11分後に最大7メートルの津波が到達するとされている。
マップでは「浸水域」「浸水深」「到達時間」に分け、浸水域は南海トラフ地震の場合を黄色、3連動地震を赤色で表示し、比較できるように記載されている。3連動では市中心部まで浸水しないが、南海トラフ地震では、住宅地を含む市中心部の広い範囲が浸水する可能性が高いことが一目で分かる。