消費税増税に合わせ、高齢者向けの配食サービスに投入する低価格商品を披露したワタミタクショクの発表会場【拡大】
27年度の介護保険制度改正で、国は要介護度の軽い要支援1、2の人向けのサービスのうち、訪問介護とデイサービスを介護保険から市町村の事業に移し、配食や見守りなどの生活支援も含めた総合事業に再編する方針だ。市町村は事業の民間委託もできる。このため、配食の市場は拡大するとみられており、選択肢が広がりそうだ。
■食品の宅配市場 5年で2割増へ
高齢化の進展などに伴い、食品の宅配市場が拡大している。矢野経済研究所が昨年実施した調査によると、食品宅配市場は平成24年度に前年度比3.9%増の1兆8078億円だった。
調査は配食サービスのほか、ピザ・すし・牛乳の宅配、ネットスーパーやコンビニエンスストアによる食品の宅配などの分野も対象。分野別では、高齢者向けの配食サービスが堅調に推移した。ネットスーパー宅配も会員数を大幅に伸ばした。
背景には、高齢者の増加▽女性の社会進出定着による家庭内調理時間の短縮▽個食化の進行-などがあり、29年度には24年度比で約2割増の2兆2045億円に拡大すると予測している。