タンパク源の豚肉とビタミン源のピーマンを組み合わせた「酢豚」(手前左)は筋肉を効率よく作るのに適した料理だ。家庭で作るのが面倒なら、外食や中食を利用するのもいい【拡大】
■毎日10食品群心掛けて
『介護されたくないなら粗食はやめなさい』(講談社+α新書)の著者で、人間総合科学大学健康栄養学科の熊谷修教授は、高齢者の食生活を改善するため、ご飯など主食は別にし、食品を、肉▽卵▽牛乳▽油脂▽魚介▽大豆▽緑黄色野菜▽いも▽果物▽海藻-の10食品群に分類、満遍なく食べるよう呼び掛けている。
熊谷教授が数年間にわたって実施した調査では、10食品群を食べる回数が増えた高齢者では、栄養状態の指標となる「血清アルブミン」の値が上昇、動脈硬化などを予防する効果があったという。熊谷教授は「多様な食品を摂取し、老化による『栄養失調』を防ぐことが大事」と話している。