アルツハイマー型認知症、治療薬複数登場で使い分けも可能に (4/4ページ)

2014.6.22 07:58

 ■薬の自己判断での中断は危険

 認知症治療薬を服用しても状態が変わらないと思って、看護する家族が服用をやめてしまうことが多い。しかし、中村教授は「薬を早期から服用する患者は、そうでない患者と比べ、認知機能低下が緩やか。このため、状態変化がないからと薬をやめたことによって急激に悪化し、再開を求められることも多い」と指摘。一旦、落ちた認知機能は服用を再開しても戻らないという。

 日本神経学会の治療ガイドラインも、治療効果が明らかでない場合も薬剤中止で認知機能が低下する症例があることを挙げ、「薬剤中止は慎重に検討すべきだ」とする。「効いていないかも」と考えても自己判断は危険だ。

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