3貫入りのにぎりずしなど少量パックが並ぶ。「買いやすい」と高齢者に好評だ=大阪府豊中市の「グルメシティ庄内店」【拡大】
趣味や教養も
他のスーパーでも同様の動きが広がっている。イオンは、活動的な55歳以上の「グランド・ジェネレーション」世代をターゲットにした総合スーパー「イオン葛西店」(東京都江戸川区)を昨年5月、リニューアルオープン。食品フロアには少量パックの総菜を取りそろえた。4階フロアには150を超える講座をそろえたカルチャー教室、ペットショップ、フィットネススタジオ、サイホン抽出の本格的なカフェなどを集中させ、趣味や教養に関心が高く、こだわりのある世代に楽しんでもらえるようにした。同様のコンセプトで今年4月には、「イオンマリンピア店」(千葉市美浜区)がリニューアルオープンしている。
流通科学大学(神戸市西区)の岸本徹也教授(流通論)は「ヘルシーな減塩食や総菜、本物志向の商品展開はシニア層のみならず、他の年齢層にとってもメリットが大きい。高齢化が進む中、地域に密着したスーパーのシニアシフトは今後も加速していくだろう」と話している。