訪問先で認知症の高齢者の食事の様子を見る米山さん=東京都目黒区【拡大】
■管理栄養士の訪問指導の利用も
管理栄養士の訪問指導は介護保険サービスの一つ。高齢者の栄養評価を行い、(1)栄養状態の改善(2)食事の形状や調理方法(3)食べる姿勢-などをアドバイスする。
日本在宅栄養管理学会(訪栄研)の前田佳予子理事長は「例えば、飲み込みが悪い場合、小さく切るだけでは逆に食べにくい。咀嚼(そしゃく)や嚥下の状態に合わせて食品をミキサーにかけて固めるのか、刻んでとろみをつけるのか、適した形状をアドバイスします」。
低栄養だと床ずれになりやすく、入院の可能性も高まる。食事指導に工夫が必要なのは、食べたり飲んだりするとむせる▽食べたり飲んだりしたがらない▽脱水や肺炎で入退院を繰り返す▽むくみがひどい▽下痢、便秘がひどい▽床ずれがある-などの人。
管理栄養士の訪問指導は浸透しておらず、地域も限定されるが、受けたい場合は主治医やケアマネジャーに相談する。都道府県の栄養ケアステーションに相談したり、訪栄研のホームページ(http://www.houeiken.jp/kensaku.html)で訪問栄養士を探す方法もある。