東京スター銀行の店舗でリバースモーゲージ商品の説明を受ける顧客。内容を十分理解したうえで利用したい(同行提供)【拡大】
土地評価額の50%の範囲内で必要に応じて借りることができる。投資や事業目的以外であれば使途は自由。生きている間は返済不要で、本人が亡くなった後、相続人などが元本、利息をまとめて返済する。商品開発を担当したローン業務開発部の山口雅央さんは「もしものときへの備えとして利用する人も多い」と話す。
リバースモーゲージの仕組みを活用し、低所得者に生活資金を貸し付ける国の制度もある。生活福祉資金貸付制度の中の「不動産担保型生活資金」がそれだ。
65歳以上の世帯を対象とし、自宅を担保に「土地評価額の70%程度・月額30万円以内」まで借りることができる。実施主体は各都道府県の社会福祉協議会で、貸し付けの対象や内容、審査などの具体的な運用法は各社協で異なる。平成15年度の制度導入以来、200件強の利用があるという東京都社協は「生活状況を確認し、月々の不足分を補える無理のない貸付計画を本人と話し合って決めている」と説明する。
同制度の問い合わせ窓口は居住地の各市町村社協。